日本人は古来から漫画好き

「鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつきが」は、平安時代の末期から鎌倉時代にかけて作成された日本最古の漫画などと称される絵巻であります。かなり有名な絵巻ですので、街中で額縁に入っているレプリカや提灯などに描かれているコピー製品をみかけたことのある方は多いのではないでしょうか。この絵巻は国宝に指定されるほど貴重な品であるにも関わらず、現代の人びとにも親しまれている所以は、そのポピュラーなタッチの絵図によるところが大きいのではないでしょうか。そもそも「戯画」とは、滑稽なさまを表す言葉として知られ、人物に見立てた動物たちが人間がふるまうような仕草や動作をみせているのがなんとも愛嬌のある作品であるのです。動物のコミカルな動きと人間の生きるさまを滑稽に描いた作品は、当時の人びとに限らず現代の人びとの心までをもわしづかみにしてしまうほど可愛らしさが全面に表現されております。この絵巻ものには、架空の生物として知られる「バク」「竜」などが登場するようなのです。現代における漫画の元祖と称される所以も、なんでもアリ的な現代漫画やアニメの世界と全く変わりのないところからそのような呼び名が付けられているようです。日本人は元来、漫画好きであったのかもしれませんね。

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