グリルにフタ

品質高きMADE IN USAのグリルは、現在世界各国で使われています。グリル本体は円形を半分に割ったようなデザインで、焼き面・火床の下部と、フタの上部に分かれている。いたってシンプルなつくりである。このシンプルな造形に加工を施し、誰が見てもわかる存在感は唯一無二であろう。サイズは一般的に日本で使うには規格外かもしれないが、そのゆとりとフタによる料理の幅広さを知ってしまえばそんなデメリットもよしとしてしまえる。従来の日本のバーベキューシーンでは、グリルにフタが付くという発想などなかったのだが、ここ数年の流れを見ると、各メーカーがこぞってフタ付きのグリルをリリースしている。このムーブメントこそ、ウェーパーが端を発しているのは明らか。単純に肉や野菜を焼き、市販の焼肉のタレで食す焼肉スタイルではなく、本来のバーベキューを楽しむ人々が増えているのだろう。

炭火で焼く独特の風味に、さらにフタをしてオーブン効果。ウマくないはずはない。そして、スモークチップを炭の上にバラバラとかければモクモクと煙はあがり、簡単に爆製ができる。今まで使っていたグリルより活用法が少し増えただけでも調理の幅はグンと広がるのだ。この豪快なサイス感を惜しげもなく使いこなすなら、大きな食材をガツンと調理してほしい。