言葉と心の距離

言葉と心の距離

自分の発する言葉によって、自分の使えるエネルギーは変わってきます。言霊と呼ばれる言葉に宿っている霊力が信じられているように、自分の使う言葉は意識をして選んでいかなくてはなりません。よく使われる言葉として、自分を分析する言い回しがあります。「たぶん~でしょう」「~と思います」「~と思われます」といった使われ方です。これは、感情をそのまま表した言葉ではなく、客観的な見方が含まれています。例えば「先ほどはどんな気持ちですか?」という質問に「ショックを受けたと思います」と答えたとします。これは「ショックを受けました」という断定ではなく、感情に対して距離がある状態と言えます。自分の内部に起きたことを素直に表していない、もしくはわざと距離を取ろうとしている状態と読み取れるでしょう。もしもこれらの言い回しを普段から使っている場合、「自分の本当の気持ちを、言葉として表せていない状態」と言えます。言葉には、人を変えるエネルギーがあります。例えば、実際はできることであっても「自分にはできない」と言い続けていれば本当にできなくなってしまいますし、その逆もあり得るでしょう。また、言葉は不思議なことに「自分に使っている言葉は、無意識に相手に対して使っている」という特徴があります。自分に嘘をついていれば相手に真実を伝えるときにも力が弱くなりますし、自分に自信がなければ相手を受け入れることも難しくなってしまいます。まずは、自分の気持ちに正直になりましょう。いきなり出来ないという方は、霊視カウンセリングなどで自身の気持ちを見つめなおすのも良いかと思います。言葉と気持ちの距離を近付けることで、精神的にも良い影響を与えていきます。自分で気付けない場合には、普段自分がどんな言葉を使っているのか周りに確認をしてみましょう。