テーブルトップグリル

数あるテーブルトップグリルのなかでも異質な丸型タイプ。このカッチりとした重厚なスタイルにしてワザありな機能を多分に持っている。テーブルとのすき間のクリアランスが気になるかもしれないが、3つの断熱層を採用することで熱を遮断することに成功している。これにより、実際のテーブルトップ使用時には焼き面がちょうどいいというわけだ。フ夕、本体ともにフタを差し込める穴が備わっており、本体下部の空気孔調節やフタを動かしたりする際には安定感がよい。またフタは網の高さ調節をするのにも使える。フタは裏返せば鉄板調理も可能だし、炭が燃え残っていてもフタを閉じてしまえば後片付けの面倒も省略できる。

実はこのグリル、灰受けに薪を、組んでの焚き火台としても使える。肌寒い時期には、まずテーブル上でバーベキューをして、その後は地面に置いての焚き火ができるのだ。

もちろん、ダッチオーブン調理べも大丈夫。ただし、10インチだとちょうどよく収まってしまうので、ダッチオーブンの下にスペーサーをかませて使うのがいいだろう。

ハイキングでのバーベキューにも挑戦できる

近年はアウトドアギアでも充電ブームが起きている。ソーラー充電が最たる例なのだが、こちらは炎の熱を電気に変換する画期的システムを採用。少量の薪があれば簡単に火を起こせる、とてもコンパクトなストーブである。そのストーブにピッタりはまるグリルを組み合わせると、超コンパクトなスタイルでのバーベキューが楽しめる。焼き面はそんなに大きくないから、ソ口もしくはカップルに適当なサイズといえる。

グリル使用時は、フタを聞けると薪を追加しつつ、煙突効果で空気を放出して火力をアップする構造なのだが、いかんせん薪を入れられる量は非常に少ない。薪を使ったワイルドな焚き火バーベキューはもちろんできるのだが、けつこうせわしないのがリアルな使用実感だ。落ち着いてBBQを楽しみたいのならば、木質パレットの使用がおすすめ。パックパックに入れて持ち運べるサイスだし、重量も約1kgとそんなに重くない。これなハイキングでのバーベキューなんでもいいです。