外壁のチェックポイント

外壁塗装を具体的に考える時、まず現状をチェックしてみる、ということが大切です。

では現状のチェックを行う場合、外壁のどんなところを見ればいいのでしょうか?

外壁塗装のチェック項目を簡単にまとめましたのでご紹介します。

まず、“外壁に汚れ、色褪せ”がひどくなってきていないか。また、“ひび割れ、塗装の剥がれやふくれ”がないかどうか。“カビや藻の発生”がないか。“鉄部のサビや腐食”がないか。これらの症状が見受けられたら、塗り替えの時期がきたというサインと考えてください。

傷みや劣化、腐食がそれ以上進まないよう早めに信頼のおける専門業者に相談し詳しく調べてもらってください。特に、“塗装面のふくれ”は、前回塗装時、外壁に水分が残っていたり、湿気の多い時期に施行したり、適切な塗料を使用しなかったときに起こる症状で、一刻も早い処置が必要なケースです。

また、陽の当たらない家の陰や北側、垣根や植え込みの近くで発生しやすい藻の発生は、実は厄介な症状なんです。塗り替えの際に、バイオ洗浄などで塗装面を殺菌してから塗装するという対応も必要になってきます。鉄部表面のサビは、発生するとどんどん進行していくため、施工の際はしっかりとサビを落とし、強力なサビ止めを行う、という対応が必要になってきます。

サビの場合、塗装画だけではなく、金属部の腐食まで進行しているとなると、家屋そのものに被害が及ぶため、塗り替え費用どころではなくなってしまいます。早急な処置が必要となるケースです。

このように、セルフチェックは、マイホームの状態を日ごろからチェックするという習慣化の手助けともなります。塗り替え時期が、築後約10年はあくまで目安で、実際はこのようなセルフチェックで、「症状が出てきたので、そろそろ塗り替えの時期なんだ」と考えて、リフォーム業者や塗装業者に相談するのが間違いありません。